カマンベール・ド・ノルマンディー

ノルマンディー地方の伝統的な製法で造られたものだけに名のることが許されるチーズです。無殺菌の牛乳を使い、木箱に入れることが義務づけられています。

コクや塩味が強く、しっかりと熟成されたものにはアンモニアのような香りがあります。表皮は白カビで覆われていて、中身はクリーム色でなめらかです。

18世紀初めには単なるカマンベール村のチーズという位置づけでしたが、19世紀に開通した鉄道やルイ・パスツール（Louis Pasteur）の白カビに関する研究成果などもあり、世界でもよく知られるようになりました。ナポレオン3世に気に入られたチーズとしても有名です。