最終更新日:2021年2月2日
1本の藁が中心に通ったチーズです。もともとこの藁は、型崩れを防ぐために入れられたと言われています。片方の端が少しすぼまった棒状の形をしていて、表面には木炭の粉がまぶしてあります。
なかはしっとりしており、爽やかな酸味があります。熟成が進むとナッツのようなコクが出てきて、山羊の香りが強くなります。また、それと同時に表面を自然のカビが覆い、色も黒からグレーへと変化してゆきます。
熟成期間3週間程度で食べごろを迎えますが、5〜6週間熟成させてよりクセのある味を楽しむこともできます。太い方の先を1cmほど残すのが、サントル・ヴァル・ド・ロワール(Centre-Val de Loire)地方の伝統的な食べ方です。